* 文圃文献類従 21 * [復刻版]  大久保 久雄―監修 福島 鑄郎―解題

戦時推薦図書目録

金沢文圃閣・出版・戦時推薦図書目録
          内容見本

――いわゆる戦時新体制運動の一環として計画・実施された

出版産業の構造改革=「出版新体制」。その要諦は、紙と流

通を統制し、物資と情報の両面から出版活動をコントロール

することであった。その目的のために1940年日本出版文化協

会、41年日本出版配給が設立。

「出版新体制」下の図書推薦事業は、編集・流通・読者まで

を広く視野に入れ、これまでの文部省などの推薦とは異なる

理念をもつ活動であったといえる。

図書推薦事業には国策会社としての使命遂行のため宣伝に

大な費用と労力がつぎこまれ、本目録は毎回1619万部発行、

内地はもちろん朝鮮・満洲などの外地にも頒布された。

後に岡野他家夫は「必ずしも軍や政府の御用向の図書のみが

候補にのぼるということはなかった」と言い、戦時期出版史

の「功績の一つ」(『日本出版文化史』(原書房、1981年))

と評価した。

 

金沢文圃閣・出版・戦時推薦図書目録カタログ見本
         カタログ見本

【全1巻】 312

◎『推薦図書目録』第一回194111月)~十七回19433月)

*附録資料=解題「「日本出版文化協会」推薦図書について」総目次細目、執筆者・推薦図書・発行所各回・推薦図書に関する『出版文化』記事一覧 

 

解  題福島 鑄郎19362006・雑誌/出版史研究)

編・発行―日本出版配給

造  A5判・糸上製函・312p 限定80セット

価  格―全一巻・22,000

刊行時期20115  ISBN9784907789-78-7