* 図書館学古典翻訳セレクション3 *  マンフォード・ウィリアム著 藤野寛之訳・解説 

Penny RateAspects of British Public Library History 1850 - 1950

ペニー・レイ―イギリス公共図書館史の諸 1850-1950

原著は各章が10頁以内で書かれており、記述は的確で読みやすい。専門書として実証的でありながらもコンパクト。公共図書館の伝記としての魅力も兼ね備える。

図書館史を書くうえで古典的モデルになるのみならず,公共図書館の本質を扱った基本書でもある。

1951年刊行の原著を所蔵する図書館は、洋書購入が困難な時期だったためにごく限られる。この点からも日本語訳を提供する。

1850年の「図書館法」の成立事情を詳細にとりあげ、近年のイギリス公共図書館史研究の先鞭をつけた画期をなす研究。

 

 

 無料公開の市民図書館を成立させるため,イギリス議会は1850年「図書館法」で自治体に1ポンドに対し半ペニー(ペンス)の「割合」課税を認め,世界に先がけて公共図書館を成立させた。税率(ペニー・レイト)は改定され,1919年まで続いた。

 

第一章  1850年 社会背景

第二章  1850年図書館法の成立以前

第三章  ユーワートとエドワーズ

第四章  1850年の法律

第五章  その後の立法化と全般的発展

第六章  支援者たち

第七章  アダムズ報告からマコルヴィン報告へ

第八章  大衆の意見とその推移

第九章  地方自治体

第十章  図書館長と図書館職員

第十一章 蔵書

第十二章 建物

第十三章 組織、運営、読者サービス

第十四章 カウンティ図書館

第十五章 図書館協会

 

付録:「職工学校と公共図書館」ジョーン・エドモンドソン

 

◎解説『ペニー・レイト』とその著者について

◎人名・書名・事項名索引

◎地名索引

◎訳者あとがき

 

著 /マンフォード,ウィリアム(William Arthur Munford

監修 /西田 俊子

・解説/藤野 寛之

20077月刊行

1 10,000(品切れ)  ISBN9784907789-38-1

A5判・糸上製函・総約300(付解説・人名索引)